「引き寄せの法則」は、ただ願うだけでは叶わない
「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
映画『ザ・シークレット』の影響で、世界中に広まりました。
多くの人はこの法則を、「強く願えば、それが引き寄せられる」というように理解しています。
しかし、実はそれだけでは不十分です。
本当の引き寄せの力を発揮するには、もっと深い仕組みを理解する必要があります。
引き寄せの法則は「二次的な法則」
最初に知ってほしいのは
引き寄せの法則は「宇宙の仕組み」の一部にすぎないということです。
実は、引き寄せの法則は「二次的な法則」。
その前にある「一次的な法則」が存在します。
それが 波動の法則(The Law of Vibration) です。
宇宙に存在するすべてのものは、常に振動しています。
固くて動かないように見える壁や机でさえ、分子レベルでは細かく振動しているのです。
私たちの身体も、そして思考も、実は波動を発しています。
思考が波動を変える理由
脳は、まるで電子スイッチのように働きます。
私たちが何を考えるかによって、身体全体の波動が変化するのです。
怒りや不安を感じているときは、低い波動が出ています。
逆に、感謝や喜びを感じているときは、高い波動が出ているのです。
この波動が、あなたの現実を引き寄せる磁石のような役割を果たします。
つまり、「何を考えているか」よりも、「どんな波動でいるか」の方が大切なのです。
願いを叶えるための正しいステップ
では、どうすれば引き寄せの法則をうまく使えるのでしょうか?
それには、次のようなステップがあります。
願いを明確にする
自分が本当に望んでいる未来を、具体的にイメージします。“すでに叶った自分”になりきる
まだ叶っていなくても、心の中では「もう叶った」と感じるのです。
その状態をリアルに想像し、感情を味わいます。現状に引き戻されない
今の現実が理想とかけ離れていても、気にしないこと。
目の前の状況に影響されて波動を下げないようにします。理想の自分にふさわしい波動で過ごす
その波動に合った言葉、行動、考え方を意識し続けます。このプロセスが、波動を整え、宇宙の中にすでに存在している理想の現実を引き寄せる力となるのです。
宇宙は周波数で動いている
私たちはよく「チャンネルを合わせる」という表現を使います。
それと同じように、宇宙の中にも“周波数”があります。
あなたが望む現実は、特定の周波数に存在しています。
たとえば、幸せや豊かさは「高い周波数」にあります。
そこに自分の波動を合わせることで、同じ周波数の出来事や人、チャンスが引き寄せられてくるのです。
これはスピリチュアルな話のように聞こえるかもしれませんが、
エネルギーの観点からも、非常に理にかなった法則です。
最後に、自分を信じることから始めよう。
私たちは、ただ偶然に存在しているのではありません。
「神の最高の創造物」として、創造する力を与えられて生まれてきました。
でも、その力を本当に使っている人は、全体の2〜3%だと言われています。
ほとんどの人は、過去の記憶や環境にとらわれて、自分の力を忘れてしまっているのです。
大切なのは、まず 「自分にはその力がある」と信じること。
そして、学びながら、少しずつでも実践していくことです。
願いは、ただ願うだけでは叶いません。
「波動を整える」という行動を通じて、初めて現実に現れてくるのです。