【はじめに】あなたは心が疲れていませんか?
SNSで目にする、まるで夢のような人生。
私には、いつもキラキラした写真と前向きな言葉で日々を投稿している友人がいます。
素敵な家族、成功したキャリア、美しい風景の中で過ごす週末。
彼女は「私は本当に恵まれている」「この人生に心から感謝している」と綴っています。
そんな投稿を見て、ふと心の奥にざわつきを感じたことはありませんか?
実は、そうした感情は私たちに知らぬ間にストレスや不安をもたらす可能性があります。
今日は、「心の健やかさを保つために見直したい思考習慣」についてお話しします。
SNSがもたらす無意識の比較
SNSを見ていると、他人の成功や幸福が際立って感じられ、自分の現実と比較してしまうことがあります。
「どうしてあの人ばかりうまくいくの?」
そんな問いが頭をよぎることは、誰にでもあるものです。
でも、こうした考えが続くと、自分の価値に対する疑念が膨らみ、日々の充実感が少しずつ薄れていきます。
心を疲れさせる3つの思い込み
心の健やかさを損なう思考には、主に次の3つがあります。
1. 自分に対する過剰な思い込み
「自分ばかりがつらい思いをしている」と感じるとき、私たちは心の視野を狭めてしまいがちです。
状況を客観的に見る余裕がなくなり、改善に向けた行動すら取りづらくなります。
どんなに小さなことでも、一歩踏み出せば未来は変わります。大切なのは「気づき」と「一歩」の連続です。
2. 他人に対する思い込み
誰かの行動に影響され、自分の感情や行動を変えてしまうこともあります。
「あの人のせいで」「仕方なく」と感じていると、主導権を手放してしまいます。
本当は、選択肢は常に自分の手の中にあります。
3. 世界に対する思い込み
「努力すれば必ず報われる」「人生は公平なはずだ」という考え方も、時として現実とズレを生み、落ち込みの原因となります。
大切なのは、世界を変えることよりも、自分の視点を変えること。
思考を見直した私の経験
かつて私は順調な人生を歩んでいると感じていました。
夢だった仕事、温かい家庭、将来への希望。しかし突然、最も大切な人を相次いで見送る経験をしました。
その出来事は、私にとって言葉にならないほど深く心に影響を与えました。
最初は何も手につかず、日常が遠く感じられる日々が続きました。
でも、少しずつ「これまでの思考の癖」に気づき、それを変えていくことが必要だと実感しました。
「しないことリスト」と小さな習慣
私は「心が元気な人はしないことリスト」を作り、日々の中で繰り返し見返しました。
そこには、比較をやめる・他人の感情に振り回されない・自分の責任を他人に預けない、などの言葉が並んでいます。
さらに、小さな習慣を始めました。
たとえば、朝の一言感謝日記や、SNSを見る時間を減らす工夫。
すると少しずつ心が軽くなり、自分らしさを取り戻せるようになったのです。
ある方の話を紹介します。
毎日2リットルの炭酸飲料を飲んでいた方が、それを少し控えることで、心身に前向きな変化が起きたという事例です。
彼の変化は、小さな気づきから始まりました。
最後に、あなたへの問いかけ
今、あなたの心に重くのしかかっている考え方は何でしょうか?
それは、今日ほんの少しだけでも見直すことができるものかもしれません。
たったひとつの思考の癖を見直すだけで、人生はゆっくりと明るい方向へ動き出します。
大切なのは「何をやめるか」から始めること。
あなたにとって、今日の小さな第一歩は何ですか?