想像力とは何の役に立つのか?人生を創造する最も強力な力の正体について。
「想像力とは、この世界で最も素晴らしく、奇跡的で、想像を絶するほど強力な力だ」
これは『思考は現実化する』の著者、ナポレオン・ヒルの言葉です。
しかし、私たちはこの“最も強力な力”を、正しく使っているでしょうか?
実際、多くの人は想像力を「不安や心配」のために使ってしまっています。
たとえば、「失敗したらどうしよう」「こんな問題が起きるかも」と、
まだ現実に起こっていない“望まない未来”を、まるで本当に起きるかのように想像するのです。
これはまるで、火を起こすためのマッチを、冷蔵庫の中で擦っているようなものです。
本来、想像力は“望む未来を創る”ために神から与えられた贈り物です。
すべての現実は想像から始まる
あなたの周りを見渡してみてください。スマートフォン、パソコン、家具、電化製品…
これらはすべて、誰かが想像したものです。
たとえば、25年前にはなかった便利な道具が、今では当たり前のように使われています。
つまり、「想像されたこと」しか、この世界には存在していないのです。
ハーバード大学の心理学者ウィリアム・ジェームズは、「想像力は俳優のように振る舞う力」だと言いました。
「なりたい自分のように振る舞う」こと。
それが現実を変える最初の一歩なのです。
学校教育が奪ってしまった創造力。
私たちは子どもの頃、自然と想像力を使っていました。
何もない空間で物語を作り、ぬいぐるみに命を吹き込んでいました。
しかし、学校に通い始めると、想像の世界から引き離され、「現実を見なさい」と言われるようになります。
そして、「ちゃんと聞いて」「ふざけないで」と言われるたびに、私たちは想像する力をしまいこんでしまうのです。
でも本当は、その力こそが人間だけに与えられた特別な能力なのです。
五感を超えた高次の感覚を使おう
人間には「見る・聞く・触れる・味わう・嗅ぐ」以外にも、高次の感覚があります。
想像力、直感、記憶力、意思、理性、認識力。これらは、現実を超えて「可能性の世界」にアクセスするための鍵です。
とくに想像力は、自分の理想を明確にし、その理想に自分の感情と行動を一致させるための原動力となります。
現実がどうであろうと、「私はこう生きたい」というビジョンを思い描くことで、
私たちは自分の波動を変えることができるのです。
あなたの想像がエネルギーを生む
1930年代、ロシアのキルリアン夫妻は、人間の体から出ている“エネルギー”を写真に収める技術を開発しました。
現代の量子物理学でも、人間の思考や感情がエネルギーとして身体に影響を与えていることが明らかにされています。
あなたが毎日「こう生きたい」と想像することで、そのビジョンに合ったエネルギーがあなたの身体から放たれます。
そしてそのエネルギーは、周囲の環境を変え、あなたの現実を引き寄せていくのです。
創造性は誰にでもある
企業の「クリエイティブ部門」が特別視される現代ですが、本当は誰もが創造的な存在です。
違いがあるとすれば、「想像力を意識的に使っているかどうか」だけです。
あなたも「どう生きたいか」「どんな自分でありたいか」を、毎日思い描いてみてください。
その習慣が、人生の航路を大きく変えていくのです。
まとめ
想像力は“望む未来”を創るための神聖な力
すべての現実は、誰かの想像から始まっている
現実に引っ張られるのではなく、想像の力で現実を引き寄せよう
想像力は、五感を超えた“高次の感覚”のひとつ
想像されたイメージは、エネルギーとなって現実を創造する
想像力は、世界で最も偉大な“ネーション(国)”だと言われています。
それは、国の境界も、時間の制限もなく、自由に“自分だけの未来”を創ることができる、
最も強力な創造の力なのです。
あなたも今日から、その想像力をもっと味方につけてみませんか?